最安値

いつも気になるこのテーマだが、言い切ることは不可能。

だけれども、おおよその価格帯は分かる。

いわゆるリプロダクト品とか、ジェネリック家具と言われるもので、一番小さな１２０cm幅のものが、25,000円から30,000円というのが、最安値の相場となる価格帯だろう。

ガラスの天板は別売りで、こちらはこちらは5,500円から10,000円といったところか。

ガラスの天板なんて、元々のプラットフォームベンチのコンセプトにはなかったもので、「こうじゃなきゃいけない」なんてことはなく、単にサイズを併せてカットしたガラス板でしかないのに、えらい高いなという印象。

そんな中、「リプロダクト品ですからっ」という割り切りで、ガラス天板込みで驚異的な安値で提供されているものを発見

ガラス天板込みで、税抜き18,000円。

今のところ（2019年1月時点）、最安値なんじゃないかと思う（もっと安いのがあれば教えてください）。

スモーク加工のガラス天板には、評価が分かれることだろう。

あえていうと、私は好きじゃない。

というより、ネルソンベンチにガラス天板を合わせること自体が嫌い。

格子から差し込む光と影の陰影。これがこのベンチの真骨頂、本来の姿なんじゃないかと。

・・・だけれども、一人暮らしのメインテーブルとして使うには、このガラス天板が必須なのだ。

字が書けない、ものが落ちる、コップが傾いてコーヒーが溢れる。

天板なしでは、およそテーブルとしての機能を全く果たさない。（元々テーブルなんだけどね。最近はトレイとか置く習慣が薄くなってきてるから。）

だから、ガラス天板は持っておきたい。結局、訳の分からない板切れを置いてしまう羽目に陥らないように。

ガラス天板は消耗品のおまけだと割り切ればいい。

そう考えると、この価格はアリ。むしろ大アリ。

正規品ではなくても、概ねジョージネルソンのコンセプトを具現化し、実用性も兼ね備えてこの価格。

いつか正規品に手が届く日を夢見て、一人暮らしの第一歩の家具としては、充分いいんじゃないだろうか。